2024年10月30日水曜日

慢性腎臓病と高血圧  関係

横浜市南区の【井土ヶ谷ふじい内科】内科・腎臓内科・糖尿病内科|井土ヶ谷駅からすぐ
健康診断で腎機能障害や腎機能低下を指摘されたら。


      • *eGFRをどう解釈するかについて*
        eeGFRは腎臓の働きが正常であれば90-100ぐらいです。 そのためeGFRが腎臓の働きのパーセンテージと考えて問題ないです。つまりeGFR 60であれば、60%ぐらいの働きです。この働きが正常であれば、加齢に伴い2年に1ぐらいのペースで落ちていきます。 しかしながら、腎臓の働きを悪くする病気などがありeGFRが50-60以下になると、平均的には1年に3-5も低下していきます。
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      • *慢性腎臓病*
        3か月以上eGFR60未満が続く場合を慢性腎臓病と定義して、積極的な治療が勧められています。
      • 一番大事なのは血圧の管理です。例えば、糖尿病によって腎臓の働きが落ちた場合でも、糖尿病より血圧の管理の方が腎臓にとっては重要になります。腎臓の働きが正常な方と比べて、よりしっかり血圧を下げるようにします。家庭での血圧測定とその管理も重要です。コレステロールも腎臓の働きが正常の方よりも低い値になるようにします。
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      • *腎臓は血管の塊の臓器*
        血管を守ることが腎臓を守ることになります。血管を守るためには、高血圧・糖尿病・高コレステロール血症の治療、禁煙・適正体重の達成など生活習慣の改善がまず大事です。次に高尿酸血症、高中性脂肪血症などの治療も検討していくことになります。
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      • *塩分*
        塩分が多いほど腎臓を傷めてしまい、また制限することで血圧の低下効果も期待できます。満点を目指す場合には、栄養士の先生に指導をしていただくことが必要
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*状況**24/11/02

「夜、就寝後2~3時間で目が覚める。血圧測定すると異常に高い、150~170mmHg。おしっこしてしばらくして再度血圧測定すると135mmHg程度。さらにしばらくすれば128mmHg程度に戻る」 

朝も寝起きで145Hg程度。血圧手帳には排尿後の数値を記録している。     
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  •                       



  • 生活習慣
  •  朝、軽ジョギング40分実施中
  •  野菜果物サカナ中心の食事実施中
  •  減塩実施中
  •  飲酒1.5合程度実施中
  •  禁煙実施中
  •  体重管理予定
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    •  *血圧手帳*別添

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    * 泌尿器
    尿をつくる腎臓、腎臓でつくられた尿を運ぶ尿管、尿を一時ためておく膀胱、尿を体外へ排出する尿道からなり立っ

    * 食事療法2:蛋白制限
    年齢とともに筋力が落ちることが、寿命を縮めたり、いろいろな病気につながるとされています。そのため、蛋白摂取量が減らないことが重要とされています。そのため、やせ型の方や高齢の方、現実的に適切な蛋白制限食ができない方の場合は個人的には勧めていません。半端にやることはデメリットの方が多くなります。腎臓を専門とする医師の中でも、いろいろな考えがある分野です。

     
    * お薬について
    腎臓に悪い影響をする可能性があるのですが、腎臓のために使いたい薬もあります。血圧を下げる薬の一部に血圧を下げる以上に腎臓の負担を減らす薬があります。腎臓の働きが落ちていると休ませすぎてしまい機能が悪化する場合があります。状況により注意しながら内服していただきます。
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