| 大きさは1mm弱と小さく透明なので肉眼で見つけることは難しく、しかも一度発生すると完全に駆除することは、ほぼ不可能な厄介な害虫
被害 植物の根に寄生し針のような口で養分を吸い取る。養分を吸い取る際に分泌物を出して細胞を肥大させるため、被害のあった根には大小様々なコブができる。コブができた植物は根の異常によって生育が阻害され、花が咲かない・収穫ができないなどの症状が現れる。
被害を受けやすい作物 ネコブセンチュウは幅広い種類の植物につく。その中でも特に被害に遭いやすい植物は ・ナス科の植物 (ナス、トマト、ジャガイモ、ピーマン) ・ウリ科の植物 (キュウリ、カボチャ、メロン) ・サツマイモ・イチジク・ニンジン・ダイコン
対策 線虫対策は連作を避け、寄生対象でない作物を栽培することですが、線虫の代表である「ネコブセンチュウ」や「ネグサレセンチュウ」は寄生する作物種が広範なうえ、雑草にも寄生するので、その密度を減らすことは簡単ではありません。またダイズやジャガイモ等で問題になる「シストセンチュウ」は10年以上も土壌中で生存することもあるので、連作を避けるだけでは被害を抑えることは困難
米ぬかを土に混ぜるのも効果的 |
|
|
|
|