2024年4月14日日曜日

帯状疱疹

 


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  •  知っておこう!
  •  「帯状疱疹」とは 帯状疱疹は、体の左右どちらかに生じる痛みやかゆみを伴う赤い発疹です。 帯状疱疹の原因は水ぼうそうと同じウイルスで、日本人の成人90%以上の体内に潜んでおり、加齢や疲労、ストレスで免疫機能が下がると、ウイルスが活性化して帯状疱疹を発症することがあります(※1)。50歳代から発症率が高くなり、80歳までに約3人に1人が発症するといわれています(※2)。
  •  年齢別の帯状疱疹発症率年齢別の帯状疱疹発症率 調査の対象と方法:2009〜2015年に帯状疱疹を発症し、宮崎県皮膚科医界に属する医療機関(皮膚科診療所36施設、総合病院の皮膚科7施設)を受診した患者34877例の性別および年齢を調査した。 出典:Shiraki K. et al.: Open Forum Infect Dis. 4(1), ofx007, 2017から作図
  •  帯状疱疹の初期症状は、皮膚の痛みや違和感・かゆみなどです。皮膚症状が現れると、ピリピリと刺すような痛みとなり、夜も眠れないほど激しくなる場合もあります。多くの場合は皮膚症状が治ると痛みは消えますが、神経が損傷されることで皮膚の症状が治った後も痛みが残ることも《帯状疱疹後神経痛(PHN=ピーエイチエヌ)》。目や耳や顔に症状が出ることもあり、仕事や日常生活に支障をきたす場合があります(※3)。 もし帯状疱疹を発症してしまった場合、皮膚科や内科などの医療機関を受診し、医師と相談の上でできるだけ早期に治療することが重要です。
  • 帯状疱疹 帯状疱疹 帯状疱疹の予防には、栄養バランスに配慮した食事、散歩・ウオーキングなどの適度な運動、良質な睡眠、規則正しい生活習慣など、免疫機能を低下させないよう日ごろから体調管理を心がけることが大切です。 また、帯状疱疹を発症しないための選択肢のひとつとして、50歳以上の人は予防接種を受けることができます。予防接種は任意ですが、自治体によっては費用補助を実施しているところもあります。予防接種は帯状疱疹を完全に防ぐものではありません。 疾患や治療・予防については医師とご相談ください。


 




 
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